東南アジア編・20日目:バリ島の棚田で感じた生命の循環

 <h2>東南アジア編・20日目:バリ島の棚田で感じた生命の循環</h2>


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バックパッカーとして迎えた東南アジア30日間の旅も、ついに20日目。今日はバリ島のウブドを拠点に、世界的にも有名なテガラランのライステラスを訪れました。朝の光が差し込む棚田は、まるで緑の波が幾重にも重なって広がっているようで、思わず息を呑むほどの美しさでした。<br><br>


小さな道を歩きながら、地元の農夫たちが稲を植える姿を見ていると、観光資源である前に「ここは人々の生活の場」だという当たり前のことに気づかされます。観光客のための写真スポットやカフェが点在していても、その奥では本気の暮らしが営まれているのです。<br><br>


観光地化と生活のバランスは難しい課題ですが、どこか誇らしげに作業する人々の姿を見ていると、土地の文化がしっかりと根を下ろしていることを感じました。僕自身もまた、ただの通りすがりの旅人でありながら、この風景の一部になれたような感覚が心地よく残ります。<br><br>


夕方にはウブドの町に戻り、小さな劇場でケチャダンスを鑑賞。炎の光に浮かび上がる舞踏の迫力とリズムは、棚田で感じた静けさとは正反対で、まさにバリという土地の多面性を象徴していました。自然と文化、静と動。そのどちらもが旅の魅力であり、僕を突き動かしてやまない理由なのだと思います。<br><br>


この20日間で見てきた東南アジアは、決してひとつの色に収まらない。国や地域ごとに全く違うリズムを持ちながらも、底の方では人間と自然が繋がり合う感覚が共通して流れています。あと10日、僕はこの旅の答えを探しながら歩き続けたいと思います。

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<p>川滿憲忠</p>

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