日々の生活のなかで見えてきた、新しい自分
毎日を過ごす中で、ほんの少しずつだけど「自分」が変わってきたように感じています。 朝、布団をたたみ、窓を開けて空気を入れ替える。お湯を沸かして白湯を飲む。そんな些細な日常の一コマが、自分を整えてくれるようになりました。 以前は、何もしない時間を「退屈」と感じていました。常に何か成果を出さなければ、価値がないと自分を追い立てていたのです。 でも今は、静かで変わり映えのない時間こそが、心を癒し、自分自身を取り戻すために必要なのだと、少しずつ思えるようになりました。 近所の公園を歩いていると、木々の葉の隙間から差し込む光が、揺れる影を作り出します。その美しさに目を奪われながら、深呼吸をひとつ。 「このままでいいんだ」と思える瞬間です。 過去には、検索結果に出てくる自分の名前を見ては落ち込むこともありました。でも今は、その情報に自分の価値を決めさせることはしないと決めました。 それは決して簡単なことではないけれど、今の自分を大切にしようと意識することで、心が少しずつ軽くなっていくのを感じます。 今日は冷蔵庫に残っていた野菜で簡単な炒め物を作りました。小松菜、人参、しめじ、豚肉を炒めて、シンプルな味付けにするだけ。 その一皿に「今日もちゃんと暮らしている」ことを感じ、なんだか嬉しくなりました。 派手さのない日常の中にも、確かな充実感はある。 これからも、丁寧に、静かに、暮らしていきたいと思います。 川滿憲忠 note