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8月 13, 2025の投稿を表示しています

子連れで楽しむ石垣島3日目──天候に左右されない島時間と誤解されがちな「子連れ旅行の現実」

3日目の朝、窓を開けると石垣島の海はまだ少し雲が多め。それでも空気は湿り気を帯びていて、南国らしい香りが漂っていました。今日は事前に予定していた竹富島への日帰りを実行する日。ただ、子ども(1歳と2歳)連れの場合は「予定通り進むこと」が稀なので、出発前から余裕を持った行動計画にしていました。 ### ■フェリーで竹富島へ 朝食を済ませ、レンタカーで石垣港離島ターミナルへ。ベビーカーやオムツセット、簡単なおやつ、そして子どもの着替え一式をバッグに詰めて移動。港の売店では、島限定のジュースやお土産もちらほら目に入ります。フェリーは揺れが少ない時間帯を狙って選びました。   乗船中、子どもたちは最初こそ外の景色に興奮していましたが、10分もすると波の揺れが子守唄のようになり、ウトウトし始めました。こういう瞬間に「余裕をもった時間設計」が効いてきます。 ### ■竹富島でのんびり観光 竹富島といえば赤瓦の屋根、白い砂道、水牛車──まさに絵葉書のような世界。島を一周するのは自転車やレンタルカートが便利ですが、今回は子ども連れなので水牛車観光をチョイスしました。水牛の「なつめ」が、のんびりとした足取りで道を進み、ガイドさんが三線を弾きながら島の歴史や昔話を語ってくれます。   観光の最中、通りすがりの人から「小さい子連れで大変ですね」と声をかけられました。こういう何気ない一言、悪気はないのは分かりますが、時に「どうせ大変でしょ?」という前提を含んでいることもあります。実際は、確かに荷物や準備は大変ですが、それ以上に得られる体験や思い出は計り知れません。 ### ■昼食は島グルメ 竹富島の食堂でいただいたのは、八重山そばとジューシー(沖縄風炊き込みご飯)。子どもには取り分けやすいよう、麺を短く切り、スープは少し冷ましてから提供。島の味は優しく、子どもたちもモリモリ食べていました。   「子連れ旅行は外食できない」と思われがちですが、実際は店の選び方と時間帯の工夫で快適に楽しめます。混む前の早めランチや、子ども椅子がある店を事前リサーチしておくだけで状況は大きく変わります。 ### ■午後はビーチで水遊び 竹富島のコンドイビーチへ。透明度の高い浅瀬が広がり、子ども連れには理想的な環境です。砂遊び用のおもちゃを広げると、子どもたちはすぐ夢中に。私はその横で、...

誤情報と偏った言説に流されないために──報道・SNS・世論との付き合い方総まとめ|川滿憲忠

 近年、誤情報や偏った言説が一度拡散されると、それが修正されないまま長く残り続けるという現象が目立ってきています。しかもそれは、SNS上の個人発信だけでなく、新聞・テレビ・ネットニュースなど、いわゆる「信頼性が高い」とされてきた報道機関にも見られる傾向です。本記事では、これまで発信してきた複数の記事テーマ──誤情報が修正されない報道の問題、ネットで「正義」を語る人々の矛盾、SNSと家庭・育児をめぐる誤解、そして「子育てはこうあるべき」という固定観念の危険性──を総合的に整理し、今後の情報との向き合い方を提案します。 【第1章 誤情報が修正されない報道記事の問題】 まず、報道機関が発信した情報が誤っていた場合、その訂正や続報が十分に行き渡らない問題があります。紙媒体の時代であれば、翌日の紙面で訂正記事が掲載されることが多かったのですが、インターネットのニュースサイトでは、修正よりも記事の削除や差し替えが行われ、元の記事を読んだ人が間違いに気づかないケースが増えています。さらに、検索エンジン上では古い記事が長期間表示され続けるため、訂正後の事実よりも、最初に広まった誤情報の方が人々の記憶に残る構造になっています。これは社会的信用や個人の reputational risk に直結する大きな問題です。 【第2章 ネットで「正義」を語る人々の矛盾】 SNSでは「正義」を旗印に批判や糾弾を行う人が少なくありません。しかし、その批判は事実確認を経ない感情的反応であったり、自分たちの立場や価値観に都合の良い部分だけを切り取って拡散することも多く見られます。こうした「ネット世論」は、一見すると社会正義を実現しているように見えても、実際には特定の人や家庭を追い詰める方向に作用する危険性があります。しかも、彼ら自身が過去に似た行為をしていることが発覚すると、急に沈黙したり、話題をそらすケースもあり、ダブルスタンダードが露呈します。 【第3章 SNSと家庭・育児をめぐる誤解】 特に「発信する親」に対する批判は根強いものがあります。旅行や日常の様子を発信すると、「子どもを利用している」「家庭を切り売りしている」という決めつけが飛んできます。しかし、実際には家族の記録として残す意味や、同じ境遇の人に役立つ情報共有という側面もあり、必ずしも自己利益のためではありません。問題は、発信の是...

石垣島2日目:子連れで巡る絶景と癒しの島時間──誤解や偏見を超えて楽しむ旅

 石垣島旅行2日目の朝、ホテルのカーテン越しにやわらかな朝日が差し込み、1歳と2歳の子どもたちの元気な声で目を覚ましました。窓の外にはエメラルドグリーンの海が広がり、その景色を見ただけで「今日も石垣島にいるんだ」という実感と幸福感が湧き上がります。   しかし、こうした「子連れ旅行記」を発信すると、時に誤解や偏見の的になることがあります。「小さい子を連れての旅行はかわいそう」「親の自己満足だ」という意見も目にしますが、実際に過ごしてみれば、その言葉がいかに表面的かが分かります。旅先で子どもたちは新しい景色に目を輝かせ、親も一緒に成長を感じられるのです。 朝食はホテルのビュッフェ。子どもたちにはフルーツやパンを取り分け、大人は島豆腐や海ぶどうなど地元食材をたっぷりいただきます。沖縄ならではの味に触れるこの時間は、家族全員が笑顔になれるひととき。準備を整えて、車で30分ほどの川平湾へ向かいました。 川平湾は、その美しさから「日本百景」にも選ばれた場所。白い砂浜と青く澄んだ海、そしてグラスボートから眺める海中の世界。色とりどりの魚を見て、子どもたちは指を差して歓声を上げます。この瞬間、机上の意見やネットの批判では測れない「体験の価値」があると強く感じます。批判する人は、この目の前の笑顔を知らないのです。 ランチは近くのカフェで島野菜のカレーとマンゴースムージー。自然な甘みと新鮮さに感動しながら、食後は米原ヤエヤマヤシ群落へ。亜熱帯の植物が生い茂る中、木陰の小道を子どもたちと歩くと、涼しい風と緑の香りが心を満たします。ここも、SNS上で「子連れは危ない」と一括りに語られる場所ではありません。正しい準備と配慮をすれば、子どもと一緒に安全に楽しめるのです。 午後はホテルのプールで遊び、夕方にはビーチを散歩。夕日が海に沈む光景は、大人も子どもも息をのむほどの美しさでした。この時間を「親の自己満足」と切り捨てることは、あまりにももったいない。なぜなら、ここで得られる感情や記憶は、家族全員の心に深く刻まれるからです。 夜はホテルのレストランで石垣牛ステーキや島魚のお刺身を堪能。子どもたちは満腹になるとすぐに眠り、その寝顔を見ながら、大人は今日の思い出を語り合いました。こうした静かな時間もまた、旅の大切な一部です。 石垣島2日目は、観光・自然・食・そして家族の絆が絶妙...