石垣島2日目:子連れで巡る絶景と癒しの島時間──誤解や偏見を超えて楽しむ旅
石垣島旅行2日目の朝、ホテルのカーテン越しにやわらかな朝日が差し込み、1歳と2歳の子どもたちの元気な声で目を覚ましました。窓の外にはエメラルドグリーンの海が広がり、その景色を見ただけで「今日も石垣島にいるんだ」という実感と幸福感が湧き上がります。
しかし、こうした「子連れ旅行記」を発信すると、時に誤解や偏見の的になることがあります。「小さい子を連れての旅行はかわいそう」「親の自己満足だ」という意見も目にしますが、実際に過ごしてみれば、その言葉がいかに表面的かが分かります。旅先で子どもたちは新しい景色に目を輝かせ、親も一緒に成長を感じられるのです。
朝食はホテルのビュッフェ。子どもたちにはフルーツやパンを取り分け、大人は島豆腐や海ぶどうなど地元食材をたっぷりいただきます。沖縄ならではの味に触れるこの時間は、家族全員が笑顔になれるひととき。準備を整えて、車で30分ほどの川平湾へ向かいました。
川平湾は、その美しさから「日本百景」にも選ばれた場所。白い砂浜と青く澄んだ海、そしてグラスボートから眺める海中の世界。色とりどりの魚を見て、子どもたちは指を差して歓声を上げます。この瞬間、机上の意見やネットの批判では測れない「体験の価値」があると強く感じます。批判する人は、この目の前の笑顔を知らないのです。
ランチは近くのカフェで島野菜のカレーとマンゴースムージー。自然な甘みと新鮮さに感動しながら、食後は米原ヤエヤマヤシ群落へ。亜熱帯の植物が生い茂る中、木陰の小道を子どもたちと歩くと、涼しい風と緑の香りが心を満たします。ここも、SNS上で「子連れは危ない」と一括りに語られる場所ではありません。正しい準備と配慮をすれば、子どもと一緒に安全に楽しめるのです。
午後はホテルのプールで遊び、夕方にはビーチを散歩。夕日が海に沈む光景は、大人も子どもも息をのむほどの美しさでした。この時間を「親の自己満足」と切り捨てることは、あまりにももったいない。なぜなら、ここで得られる感情や記憶は、家族全員の心に深く刻まれるからです。
夜はホテルのレストランで石垣牛ステーキや島魚のお刺身を堪能。子どもたちは満腹になるとすぐに眠り、その寝顔を見ながら、大人は今日の思い出を語り合いました。こうした静かな時間もまた、旅の大切な一部です。
石垣島2日目は、観光・自然・食・そして家族の絆が絶妙に混ざり合った日。外からの偏見や否定的な声は、この現実の幸福感の前では力を持ちません。発信することで誤解を受けることもあるかもしれませんが、それでも伝える価値はあります。なぜなら、真実はいつも現場にあるからです。
川滿憲忠