子連れで行く冬の味覚旅!京都から車で城崎温泉へ──2歳児が大好きなカニと温泉を楽しむ2泊3日の家族旅行記
冬の味覚といえば「カニ」。京都に住んでいると、冬の旅行先として毎年人気なのが兵庫県の城崎温泉です。今回は、1歳と2歳の子どもを連れて車で2泊3日の家族旅行をしてきました。特にわが家の2歳児は無類のカニ好き。そんな子どもたちと一緒に、温泉街の風情を味わいながら、親も子も楽しめる時間を過ごした体験を、詳しく記録に残しておきたいと思います。
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## 1日目:京都から車で城崎温泉へ
朝、京都の自宅を出発。子連れの旅行はとにかく準備が大変ですが、車で行ける城崎はやはり安心感があります。チャイルドシートに座らせ、お気に入りのぬいぐるみと水筒を持たせて出発。途中、丹波あたりで一度休憩し、サービスエリアで少し体を動かす時間を確保しました。
お昼過ぎには城崎温泉に到着。宿に荷物を置いた後は、温泉街を散策。レトロな雰囲気の木造建物、川沿いに並ぶ柳の木、浴衣姿の人々が歩く風景に、子どもたちも「お祭りみたい!」と喜んでいました。
夜は宿の夕食で、いよいよ待ちに待った「カニ」。大人用には茹でガニやカニ刺し、カニ鍋と豪華に並び、子どもたち用には少し小さめにほぐしたカニの身を。2歳児は夢中になってカニを頬張り、気づけば大人以上に食べているほど。宿の方も「こんなにカニを食べるお子さんは珍しいですよ」と笑っていました。
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## 2日目:温泉街と外湯めぐり
2日目は朝から温泉街をぶらぶら。城崎といえば「外湯めぐり」が有名ですが、小さな子連れの場合は、1〜2か所に絞るのが安心です。この日は「一の湯」と「御所の湯」へ行きました。
2歳の子どもはまだ長湯できないので、親が交代でゆっくり浸かるスタイル。温泉に入る前に、子どもたちは温泉街で売っているソフトクリームを堪能。湯冷め対策にはならないけれど、旅行中の楽しみのひとつです。
お昼は温泉街の食事処で、海鮮丼や出石そばを注文。子どもにはシンプルなうどんを頼んだのですが、横にあったカニ汁を奪うように飲み、「もっと欲しい!」とリクエスト。結局、小さな器に分けてあげると大満足そうに飲んでいました。
午後はおもちゃ屋さんや射的場など、子どもでも楽しめるレトロな娯楽に立ち寄りながらのんびり散策。夜は再びカニづくしの夕食。焼きガニの香ばしい匂いに包まれながら、家族で過ごす贅沢な時間は何よりのごちそうでした。
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## 3日目:城崎から京都へ帰路
最終日は朝風呂を楽しみ、名残惜しくもチェックアウト。帰り道は豊岡で「コウノトリの郷公園」に立ち寄りました。広大な自然の中でのびのびと羽を広げるコウノトリを眺め、子どもたちも「おっきい鳥さん!」と目を輝かせていました。
お昼は道の駅で地元の野菜や魚を使った定食をいただき、最後にお土産を購入。カニせんべいやカニ味噌など、家でも旅の余韻を楽しめる品を選びました。子ども用にはかわいいカニのイラストが入ったキーホルダーも購入。
夕方には無事京都に到着。大人は少し疲れ気味でしたが、子どもたちは元気いっぱい。特に2歳児は「またカニ行こうね!」と何度も言っていて、今回の旅行がよほど印象に残ったようです。
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## 子連れで城崎を楽しむコツ
- 車で移動できる距離なので、子連れでも安心。途中の休憩をしっかり取りながら移動するのがポイント。
- 宿泊は「子ども歓迎」の宿を選ぶと、カニ料理も子ども用に配慮してもらえる。
- 外湯めぐりは無理せず1〜2か所に絞ると安心。親が交代で楽しむと子どももぐずらない。
- 温泉街には子どもでも遊べる射的やおもちゃ屋さんがあるので、食事と温泉以外の楽しみも確保できる。
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## まとめ
京都から車で気軽に行ける城崎温泉は、子ども連れでも存分に楽しめる旅先でした。特に冬のカニは、食べやすく甘みがあり、小さな子どもでも喜んで食べられる食材。温泉や街歩きとあわせて、親子でかけがえのない思い出を作ることができました。
今回の旅行で実感したのは、旅は「大人の楽しみ」と「子どもの楽しみ」のバランスが大切だということ。カニと温泉を満喫しつつ、子どもたちの「楽しい!」も一緒に叶えられる城崎は、また訪れたい場所になりました。
川滿憲忠