千葉県家族旅行 最終日(3日目)──鴨川からの帰路と子連れ旅の余韻
千葉県家族旅行 2泊3日──3日目の朝
千葉県家族旅行の最終日、3日目の朝を迎えました。鴨川で過ごした2泊は、子どもたち(1歳と2歳)にとっても、そして私たち夫婦にとっても、発見と学びに満ちた時間でした。旅行の最終日は、どうしても「帰らなければならない」という現実と「もっとここにいたい」という気持ちが交錯します。小さな子どもを連れての旅は、準備や移動に大変さもありますが、それ以上に「家族で過ごす特別な時間」が濃密に積み重なっていくのを実感します。
ホテルでの最後の朝食
宿泊したホテルでは、最終日の朝も子ども連れに優しい配慮がされていました。1歳児用には小さくカットされた柔らかいパンや温野菜、2歳児には少ししっかりしたおかずを。私たち大人は地元の魚を使った焼き物や房総の野菜をふんだんに使った和食を味わいました。
子どもたちは前日までの疲れも残っているはずなのに、不思議と食欲旺盛。旅行先では普段よりもよく食べてくれることが多く、「やっぱり環境の変化が良い刺激になるのだな」と感じました。
チェックアウトと帰路への準備
朝食後は部屋に戻り、最後の荷物整理。子連れ旅行では荷物がどうしても多くなりますが、帰り道のことを考えると「必要なものをすぐ取り出せるように」まとめ直すことが大切です。オムツやおやつ、水筒は手元のバッグに。眠くなったときのブランケットやお気に入りのおもちゃも忘れずに準備しました。
チェックアウト時、フロントの方が子どもたちに手を振ってくれました。こうした小さな交流が、旅行をより温かいものにしてくれます。
鴨川から木更津へ──途中の立ち寄りスポット
鴨川から関西に帰るには長いドライブが必要ですが、途中で立ち寄れるスポットがあるのが子連れ旅の強み。私たちは木更津方面へ向かいながら「道の駅 うまくたの里」に寄りました。ここは地元の野菜や特産品が並ぶだけでなく、子どもたちがちょっと体を動かせるスペースもあり、休憩にぴったりです。
房総の名物ピーナッツを使ったソフトクリームを味わったのも良い思い出。子どもたちは小さなコーンを手に大喜びで、ドライブの疲れも吹き飛んだようでした。
アクアラインを渡る非日常感
木更津から川崎へ向かう際には、東京湾アクアラインを利用しました。車で海の上を走り、途中では「海ほたるパーキングエリア」にも立ち寄りました。海に囲まれたロケーションは、まさに非日常。展望デッキから海を眺め、子どもたちは「大きな水だ!」と歓声をあげていました。
車旅ならではのこうしたスポット巡りは、飛行機や電車の旅では味わえない魅力です。とくに小さな子ども連れには、自由に休憩を入れられることが大きな安心につながります。
帰宅後に感じたこと
長時間のドライブを終えて自宅に戻ったとき、子どもたちはすぐにお気に入りのぬいぐるみを抱えてゴロゴロ。やはり「家が一番落ち着く」と思う瞬間でしたが、旅先での経験が彼らの表情を少し成長させたように感じました。
鴨川の海、ホテルのごはん、道の駅のソフトクリーム、アクアラインの景色──小さな思い出が積み重なり、家族のアルバムの中で特別なページとなりました。
子連れ旅行を振り返って
子どもが1歳・2歳という年齢での旅行は、正直なところ「大変さ」と「喜び」が常にセットです。泣いてしまうこともあれば、食事が進まないこともある。それでも、普段の生活では得られない体験を一緒に分かち合えることは、何ものにも代えがたい価値があります。
千葉の鴨川は、子連れでも安心して過ごせる環境が整っていて、自然も文化も楽しめる場所でした。次回は少し子どもたちが大きくなったら、また違う季節に訪れてみたいと感じています。
最後に──旅は「家族の未来への投資」
旅をすることは単なる娯楽ではなく、子どもたちの感性を育て、家族の絆を深める「未来への投資」だと感じます。今回の千葉県家族旅行も、その実感を改めて強くしました。
これからも、子どもたちと一緒に新しい土地を訪れ、見て、感じて、学ぶ旅を続けていきたいと思います。
川滿憲忠