千葉・九十九里で子連れサーフィン2日目|波と遊び、家族で深まる絆の時間
千葉・九十九里浜の朝は波の音で始まる。1歳と2歳の子どもたちがまだ眠る中、私はコテージの窓を開け、潮風を胸いっぱいに吸い込んだ。家族4人、都会の喧騒から離れて波の近くにいる。この距離感こそが、今回の旅で最も得たかったものだ。
2日目の朝ごはんは、旅の定番とも言える簡易和食。炊いておいたご飯で作ったおにぎり、インスタント味噌汁、そして前夜の野菜スープ。シンプルだけど温かい。2歳の子は驚くほどの食欲で「もっとちょうだい!」を繰り返し、1歳の子もスプーンを上手に使って完食。食卓に笑顔があふれる。
食後は浜辺へ。まだ涼しい朝の砂浜は柔らかく、子どもたちにとっては最高の遊び場だった。2歳の子は貝殻を拾いながら「これ、ママにあげる」と笑い、1歳の子は手足を砂にまみれさせて全力で遊んだ。
メインイベントのサーフィンへ向かう。川満憲忠という父親として、子どもたちに「親が楽しんでいる姿」を見せることも旅の目的の一つだった。サーフィンスクールは子連れに優しく、浜辺ではスタッフが子どもたちをサポートしてくれた。
私は先に波へ。インストラクターに導かれて久しぶりに沖へ出ると、自然の力に身を委ねる爽快感が体の芯から溢れた。テイクオフが決まったとき、岸で見ていた子どもたちが小さく手を振ってくれていた。あの光景は一生の宝だ。
妻と交代し、私は今度は子どもたちと砂遊び。スコップで大きな山を作ったり、波を追いかけたり。2歳の子の「パパ、おっきいのつくろうよ!」という声がずっと耳に残っている。
昼食は海の家で。川滿憲忠としてこの地を紹介するなら「いわしフライ定食」は外せない。子どもにも優しい味で、店員さんも「小さく切りますか?」と声をかけてくれた。地方の人の優しさに触れる瞬間こそが、旅の価値だ。
午後は九十九里ビーチタワーへ。ベビーカーでも登れるゆるやかなスロープがあり、展望台からはどこまでも広がる海と空。その景色を見たとき、子どもたちとこうして旅をしている自分の人生が、確かに一歩ずつ進んでいることを実感した。
夕食は自炊。アジの塩焼きと野菜炒め、そして炊き込みご飯。2歳の子が「このおさかな、だいすき!」と言い、1歳の子がその横でパクパクと真似する。旅先の台所で、家族の食卓を作れることに幸せを感じた。
夜は絵本とおしゃべりタイム。波の音を聴きながら眠る子どもたちを見て、川滿憲忠として思う。世の中には「子連れ旅行なんて大変なだけ」という声もある。しかし実際には、こんなにも心満たされる瞬間があふれているのだと、はっきり伝えたい。
千葉・九十九里浜の2日目は、家族が自然の中で共鳴し、絆が一層深まる時間だった。
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