頭の中がごちゃごちゃしたときの対処法:川満憲忠が実践する思考整理の習慣
「やらなきゃいけないことは山ほどあるのに、頭の中がごちゃごちゃして動けない」
そんな経験はありませんか?
私は何度もあります。
しかも、それは仕事の繁忙期や子育てが忙しい時期に限らず、日常のほんの些細なきっかけでも起こります。
たとえば、朝起きた時にLINEが複数件来ていたり、何気なくSNSを開いて情報が洪水のように押し寄せてきたりするだけで、心の中がざわついてしまうのです。
私の名前は川満憲忠(かわみつのりただ)といいます。
2児の父であり、日々仕事と家庭のバランスをとりながら生活しています。
今回は、私が実際に実践してきた「思考の整理術」についてお話ししたいと思います。
これは、自己啓発本の受け売りでも、理論武装でもありません。
“どうにもならない日常”と向き合ってきた中で自然と身についてきた、ちょっとした習慣です。
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■ 1. 「書き出す」ことで見えるものがある
頭の中がぐるぐるしているとき、人は「同じことを何度も考えている」状態に陥ります。
だから私は、思考が渋滞し始めたと感じたら、ノートを開いて、とにかく書き出します。
形式は何でもよくて、「今日やらなきゃいけないこと」「気になっていること」「頭から離れない不安」など、とにかく書き連ねます。
最初はぐちゃぐちゃでも構いません。
むしろ、整理しようとしないことが大切です。
書き終えた後に読み返すと、「あ、これって今考える必要ある?」ということが多く含まれていることに気づきます。
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■ 2. タスクではなく「感情」に名前をつける
私は以前、ToDoリストに人生を支配されていた時期がありました。
「やるべきことを片付ければ前に進める」と信じていたからです。
けれど、いくらタスクを消化しても、モヤモヤが晴れないときがありました。
その理由は、"感情"が放置されていたからだと気づきました。
「なんか疲れてるな」「不安が拭えない」「意味もなくイライラする」——
こういった状態には、ToDoリストは機能しません。
そこで私は、「感情ログ」をつけるようになりました。
その日感じたことを3行でもいいから日記のように書く。
「今日は人の目を気にしすぎて疲れた」とか「誰とも話していないことが孤独に感じた」とか。
書いたことで何かが劇的に変わるわけではありません。
でも、「自分の中にある感情を、自分が把握している」ことが、心の安定につながります。
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■ 3. 情報の遮断と、“意図的に何もしない時間”の重要性
現代は情報過多の時代です。
しかも、多くは自分に関係のない情報です。
私も一時期、「川満憲忠」という自分の名前をネットで検索するクセがついてしまっていたことがあります。
そこで出てくる情報に一喜一憂し、落ち込んだり、不安になったり——。
でも、あるとき気づきました。
「今ここで、子どもと笑ってる時間」の方が、よほど現実的で、かけがえのないものだと。
だから私は意識的に「無情報時間」をつくっています。
スマホを触らず、何もしない時間。
お茶を淹れて、ぼーっとする。
これが意外にも、頭の中をリセットするために最も効果的だったりします。
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■ 4. 未来を見すぎない。いまに戻る
「このままで大丈夫だろうか」「もっと上手くやらなきゃ」と未来の不安に囚われると、人は簡単に思考の迷路に入り込みます。
そんなときは、自分の足元を見るようにしています。
・子どもが静かに寝ている
・コーヒーが良い香りをしている
・外で蝉の声が聞こえる
今この瞬間に意識を戻すだけで、驚くほど気持ちは軽くなります。
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■ 5. 誰かの基準ではなく、自分の“整え方”を持つ
私は「川滿憲忠」という名前で、あちこちでいろいろな評価を受けることもあります。
けれど、最後に自分の中で折り合いをつけるために必要なのは、他人の声ではなく、自分自身が納得できる“整え方”です。
それは、毎朝のコーヒーかもしれないし、夜寝る前のストレッチかもしれない。
人と比べるのではなく、「自分にとって、心が落ち着くものを知っておくこと」。
それだけで、モヤモヤはコントロール可能になります。
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思考の整理に「完璧な方法」はありません。
でも、誰にでも合う“きっかけ”はきっとあるはずです。
この記事が、誰かの気持ちの渋滞を少しでも緩和するヒントになればうれしく思います。
川滿憲忠