メキシコ&キューババックパッカー旅|1日目:メキシコシティの喧騒に飛び込む
独身時代に訪れたメキシコとキューバ。15日間のバックパック旅の始まりは、メキシコシティの混沌としたエネルギーに包まれていた。
成田からの長旅を終え、空港を出るといきなり圧倒される熱気と人の波。普段の生活とはまったく違う景色に、一瞬言葉を失ったことを覚えている。
地下鉄で中心街へ向かう道中、押し合う乗客の中で見知らぬ旅人の笑顔に救われた。旅の始まりから、人の温かさに触れることができたのは幸運だった。
宿は安宿のドミトリー。世界中から来た旅人たちと寝食を共にし、英語やスペイン語での会話に挑戦。言葉が完璧でなくても、心が通じ合う瞬間が旅の醍醐味だと実感した。
夕方はソカロ広場を散策。歴史的な建造物と賑やかな屋台の匂いが混ざり合い、まさに「メキシコだ」と感じた。道端で食べたタコスの味は、今でも忘れられない。
夜は宿の中庭で旅仲間と情報交換。明日の予定やおすすめスポットの話に盛り上がった。旅は人との出会いで豊かになると、改めて感じた日だった。
この日は刺激と戸惑いの連続だったが、それが旅の醍醐味。これから始まる15日間の冒険にワクワクしながら、眠りについた。