バックパッカー東南アジア編 10日目──トンレサップ湖で出会った“水上の暮らし”

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独身時代のバックパッカー旅、東南アジア30日間の道のりもついに10日目。今日はシェムリアップから足を延ばし、カンボジアの命の湖「トンレサップ湖」へ。乾季と雨季で大きく水位を変えるこの湖は、生き物のように表情を変え、人々の生活を支えています。  


朝、宿でトゥクトゥクを手配して出発。田園風景や人々の穏やかな日常を眺めながら港へ向かい、木のボートに乗り込みました。やがて広がる水面に圧倒され、さらに水上に浮かぶ集落が見えてくると、言葉を失うほどの驚きがありました。学校や教会、食堂までもが水の上にあり、人々はそこで暮らしを営んでいるのです。  


子どもたちは小舟を漕ぎながら「ハロー!」と笑顔で手を振り、旅人を温かく迎えてくれます。電気や飲み水に制約がある生活ですが、助け合いながら日常を築く姿に、人間の強さと優しさを感じました。  


湖上の小さな食堂で魚のフライを食べ、午後は水上学校に立ち寄りました。子どもたちが真剣に学ぶ姿、その背後にある大人たちの願いに心を打たれました。教育の尊さを実感し、旅の中で学ぶことの意味を深く考えさせられました。  


夕暮れ、黄金色に輝く水面とともに一日を締めくくり、静かな感動が胸に広がりました。観光地を巡る旅とは違う、人々の暮らしと自然の共生を肌で感じる特別な一日。バックパッカーとしての旅の意味を強く思い出す時間となりました。  


川滿憲忠

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