投稿

7月 20, 2025の投稿を表示しています

万博──思い出と未来が交差する場所

万博という言葉を聞くと、子どもの頃に体験したあの非日常の風景がよみがえってきます。 会場にそびえ立つパビリオン、遠くの国の言語や文化、そして未来を感じさせる技術の数々。万博は、世界を旅するような気分にさせてくれる「未来の博覧会」でした。 1970年の大阪万博や2005年の愛・地球博を経験した方にとっては、あの興奮は忘れられないものだと思います。 2025年には、再び日本に万博が戻ってきます。大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。技術進化や多様性、共生といった現代的な視点が盛り込まれており、大人にも子どもにも大切な学びの機会になるはずです。 未来の暮らし方を想像しながら、さまざまな展示を体験することで、私たちの価値観にも変化が生まれるかもしれません。 大人にとっては懐かしく、子どもにとっては刺激的な場所。そんな万博は、家族の会話や学びのきっかけとしても素晴らしい時間になることでしょう。 今という時代を見つめながら、未来へ希望をつなぐ。それが万博の持つ本当の力なのかもしれません。 またあのワクワクに出会える日が、今から楽しみです。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

小京都をめぐる旅の魅力

小京都をめぐる旅の魅力 「小京都」という響きには、不思議な魔法があります。 そこに行くと、どこか懐かしく、そして丁寧な時間が流れているように感じるのです。 たとえば、飛騨高山。 町家や酒蔵が連なる古い町並みを歩いていると、江戸時代の暮らしがふと目の前に浮かぶような錯覚に包まれます。 津和野もまた美しい小京都の一つ。 白壁に囲まれた土蔵、風情ある赤瓦、そして水路を泳ぐ鯉たち。 そこには観光地ではなく、「人が生きてきた町」としての空気がありました。 小京都の魅力は、単なる京都の模倣ではなく、その土地の文化や誇りがしっかりと根付いている点です。 旅をするとき、「見る」だけでなく「感じる」ことの大切さを教えてくれる場所。 小京都は、まさにそんな旅の原点を思い出させてくれます。 これからも、全国にある「小さな京都たち」を訪ねながら、自分の歩幅で時間を感じていきたいと思います。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

夜のbarで過ごす、自分を取り戻す時間

夜のbarで過ごす、自分を取り戻す時間 夕暮れの街に、ぽつりと灯るbarの明かり。 そんな小さな光を見つけて、ふらっと立ち寄る時間が、最近のささやかな楽しみです。 barは、ただお酒を飲むための場所ではありません。 グラスの向こうにあるのは、静けさと、少しの勇気。 照明は落ち着き、バーテンダーの所作に無駄がない。 カウンターに座り、氷が溶けていく音を聞いているだけで、心がほどけていきます。 ある晩、隣に座った男性が「これが今日の締め」と言って微笑みました。 何気ない一言が、なぜか心に深く残りました。 barの魅力は、言葉よりも空気で伝わるものかもしれません。 誰かと語り合う夜もいい。 でも、何も語らずただグラスを傾ける時間もまた、かけがえのないひととき。 最近はノンアルコールカクテルも増えてきて、barのスタイルも変化しています。 静けさの中に自分を取り戻せる場所、それがbarなのだと感じます。 barで過ごす時間は、まるで深呼吸のよう。 今日もまた、少しだけ立ち寄りたくなるのです。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

雨の日だからこそ感じられる、心の静けさ

雨の日だからこそ感じられる、心の静けさ 朝からしとしとと降る雨。 外出の予定もやめて、今日は家の中で過ごすことにしました。 雨の音には、どこか不思議な癒しがあります。 車の音や街の騒がしさが消えて、世界が少しだけ静かになったよう。 そんな中で、お気に入りの本を開いて、 温かい紅茶を飲みながら、ただ静かに過ごす時間。 外に出なくても、特別なことをしなくても、 こんなに満たされた気持ちになるなんて。 子どもたちと一緒におやつを作ったり、 ゆっくりとした時間の流れに身をゆだねたり、 普段見逃していた小さな幸せに気づくことができました。 雨の日は、立ち止まるチャンスをくれる日なのかもしれません。 そんな静けさを、大切にしたいと思えた一日でした。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

見守りカメラが映す安心と葛藤

見守りカメラが映す安心と葛藤 最近、自宅に見守りカメラを設置しました。 目的は、仕事中や外出時の子どもの様子を確認するため。 「危ないことをしていないかな」「元気に過ごしているかな」と思うと、 少しでも見守れる手段があると安心です。 実際に導入してみると、予想以上に“日常”が映りこんできました。 お気に入りのぬいぐるみと遊んでいたり、 テレビに夢中になっていたり、 おやつをこっそり食べていたり。 それを見ていると、まるでそばにいるような不思議な気持ちになります。 ただ、その一方で 「これって監視になってないかな?」 「信頼してないと思われないかな?」と、自問することも。 テクノロジーの進化がもたらす安心と、 そこに潜む葛藤は紙一重かもしれません。 それでも、画面越しに映るあの何気ない風景に、今日も救われている。 見守ることの意味を考えながら、今日もそっと画面を覗いています。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

ビールの誘惑とハイボールの選択

ビールの誘惑とハイボールの選択 真夏の夕方、仕事終わり、風呂上がり。 そんな瞬間に飲みたくなるのが、やっぱりビール。 キンキンに冷えた缶をプシュッと開けるあの感覚。 グラスに注いで立ち上る泡、そして喉を通る爽快さ。 …でも、最近は「通風」という言葉が頭をよぎるようになりました。 健康診断で指摘された尿酸値。 あの「プリン体」というワードが、急に身近な存在に。 だから、最近はビールの代わりにハイボールを選んでいます。 ウイスキーと炭酸水の組み合わせは、意外にも食事に合うし、スッキリしていて飲みやすい。 しかもプリン体ゼロ。これが意外と安心材料になります。 もちろん飲みすぎには注意。 でも「これならまだ楽しめる」という選択肢があるのは心強いです。 健康と向き合いながらも、楽しむことを忘れない。 そんなスタイルが、今の自分にはちょうどいい気がします。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

新幹線に乗りたがる子のまなざし

新幹線に乗りたがる子のまなざし 子どもがなぜこんなにも新幹線に魅了されるのか。 その姿を見ていると、ただの乗り物というよりも、夢の入り口を見つめているようです。 駅のホームで、新幹線を待ちながらそわそわする姿。 「来た!」と目を輝かせながら通過していく車両を全身で受け止めようとする様子には、 こちらも胸が熱くなります。 実際に乗せてみると、車窓の景色に夢中になり、車内販売のお姉さんに笑顔で手を振るなど、 特別な時間を楽しんでいます。 日常では見せない集中力や穏やかさを見せるのも、新幹線の力なのかもしれません。 大人にとってはただの移動でも、子どもにとっては「体験」そのもの。 「また乗ろうね」という一言が、大きな希望につながっているのだと思います。 これからも、子どもの小さな「乗りたい」の気持ちを大切にしたい。 新幹線とともに、その成長を見守っていきたいですね。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

教育実習の3週間がくれた大きな気づき

教育実習の3週間がくれた大きな気づき 3週間の教育実習を終えて、いま強く感じているのは「人に教えることの奥深さ」です。 最初は緊張の連続でした。 授業の流れもつかめず、時間配分もままならない日々。でも、生徒の反応ひとつで授業の雰囲気が変わることに気づき、そこから少しずつ「教える楽しさ」も感じられるようになりました。 準備してきた教材がうまく伝わったとき、生徒が笑顔で反応してくれたときの達成感は、今までに味わったことのない感覚でした。 指導教員の先生方からのアドバイスにも助けられ、毎日が新しい発見の連続。 「もっとこうすれば伝わる」「このタイミングで声をかけると効果的」など、実践を通してしか学べないことが多くありました。 そして何より、生徒たちのまっすぐな目と反応が、私の背中を押してくれました。 教育は一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションなのだと実感しました。 この3週間で得たものは、教師を目指す上でかけがえのない財産です。 これからも学びを止めず、現場で感じたことを大切にしていきたいと思います。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ ラベル: 教育実習, 教育, 生徒, 教えること, 学びの記録 説明文: 教育実習の3週間で見えてきた、「教えること」の難しさとやりがいを綴りました。 ハッシュタグ: #教育実習 #教師を目指して #学び #生徒との時間 #教育の現場

三線の音が運んでくる故郷の風景

三線の音が運んでくる故郷の風景 三線(さんしん)という楽器をご存じでしょうか。 沖縄の伝統的な弦楽器で、三本の弦を持つこの楽器は、蛇皮を張った胴と木製の棹で構成されています。その素朴で優しい音色は、一度耳にすると忘れられないものがあります。 最近、久しぶりに三線の音を聴く機会がありました。 とある沖縄料理店で流れていた「涙そうそう」や「島唄」。録音された音ではありましたが、三線の響きに心がすっと和らいでいくのを感じました。 私にとって三線の音は、まさに「沖縄の風景」そのものです。 青い海、白い砂浜、そして縁側でおじぃが奏でるあの音色。幼い頃に家族と訪れた沖縄旅行の記憶がよみがえってきました。 三線の音には、人の心をつなぐ力があるように思います。 言葉にしなくても、音だけで安心感を与えてくれる。不思議な魅力があります。 最近では、仕事の合間に三線を弾くことで癒されるという人も増えているようです。 私はまだ演奏できませんが、地元のカルチャーセンターで開催されている三線教室の資料を取り寄せてみました。 「工工四(くんくんしー)」という沖縄特有の楽譜を使うという点も興味深いです。 工芸品としての美しさもあり、最近では人工皮を使ったモデルや、カラフルなデザインのものも増えていて、初心者にも始めやすくなっているようです。 三線の音を聴いていると、慌ただしい日常にふと風が通り抜けるような感覚になります。 その響きには、文化や歴史、そして人と人とのつながりが込められているように思います。 これからも三線の音に触れる時間を大切にしていきたい。 そして、いつか自分で「ぽろん」と鳴らしてみたいという新たな夢が、そっと胸に芽生えました。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

音楽がくれる、ひとときの旅

朝の通勤時間。イヤホンを耳に入れた瞬間、街の喧騒がふっと消え、音の世界が広がる。 最近は、言葉のないインストゥルメンタルに夢中だ。ギターとピアノが静かに絡み合うだけで、頭の中が少しずつ落ち着いてくる。 自分の心の動きや思考を、そのまま音楽に乗せられるからかもしれない。 ある朝ふと気づくと、流していた音楽が自分の気持ちそのものになっていた。「あぁ、こんな気持ちだったんだ」と気づく瞬間。 音楽は、感情の鏡のような存在だと思う。 曇った朝には、優しいメロディーが心にしみる。晴れた日には、軽やかな音が背中を押してくれる。 リズムが歩幅を整えてくれたり、歌詞のひとことに励まされたり。音楽は、生活の「影のナビゲーター」なのかもしれない。 日常は変わらないはずなのに、音楽があるだけで見える景色が変わってくる。これは、ちょっとした旅のようなもの。 耳の中にある小さな世界が、心を少しずつ整えてくれる。 今日もまた、どこかで聴いたあの一曲を再生して、わたしは歩き出す。 音楽は、わたしの毎日にそっと寄り添ってくれている。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

宮古島の夏、届く。

朝、玄関のチャイムが鳴った。 届いた荷物の伝票には「宮古島」の文字。 あの友人から、今年もマンゴーが届いたのだ。 箱を開けると、そこには南国の太陽をいっぱい浴びたような黄金色の果実が整然と並んでいた。 その甘い香りが、部屋いっぱいに広がる。 ひとつ、冷蔵庫で少し冷やしてから切ってみる。 果汁がじゅわっと流れ出し、見た目からしてたまらない。 口に運ぶと、濃厚な甘さが体の芯まで染み渡るようだった。 都会の喧騒の中にいても、こうして島の恵みを味わうと、ふと心が穏やかになる。 宮古島の風、光、そして優しさまで一緒に運ばれてきたようだった。 果物って、不思議だ。 味覚だけでなく、その土地の空気や思い出も一緒に届けてくれる。 今年も変わらぬ味を届けてくれた友人に感謝。 さっそく「ありがとう」とメッセージを送った。 今日の幸せは、マンゴーの箱に詰まっていた。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

沖縄料理に欠かせない!ツナ缶=シーチキンの存在感

沖縄料理の中でも、意外なほど使われている食材があります。 それが「シーチキン」、つまりツナ缶です。 本土ではサラダやサンドイッチに使われがちなツナですが、沖縄ではもっと家庭的で、深く根付いた使われ方をしています。 ツナと卵の炒め物、ゴーヤーとのチャンプルー、島豆腐との炒め物。さらにはおにぎりや給食にも登場するなど、その使用範囲は実に多彩。 調理が簡単、味に深みがある、そしてどんな食材にもなじむ——ツナ缶は忙しい日常にぴったりの食材です。 最近では、創作料理にも積極的に使われています。沖縄そばにトッピングしてコクを出したり、タコライスに加えて満足感をアップさせたり。 筆者が特に好きなのは「人参しりしり」へのアレンジ。ツナの旨みが人参とよく合い、ご飯が止まらなくなる一品です。 沖縄料理の奥深さは、こうした素朴な素材の生かし方にもあります。 ツナ缶は、ただの保存食ではありません。 沖縄にとって、まさに“日常の味”。料理を通じて、土地の文化や歴史まで感じられる。そんな魅力を、ツナがそっと支えているのです。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

京都鉄道博物館で過ごす体験たっぷりの一日

土曜の朝、京都駅から徒歩で「京都鉄道博物館」へ。 屋外に並ぶSLは圧巻。蒸気の匂いや、重厚な車両の存在感に思わず見入ってしまう。 館内では、旧型車両の展示や運転シミュレーター、子ども向けの体験展示も充実していて、家族連れでにぎわっていた。 とくに「SLスチーム号」は、本物の蒸気機関車に乗れる貴重な体験。短い距離を往復するだけだが、汽笛や振動、蒸気の香りが旅情をかきたててくれる。 昼食は館内レストランで。電車を見ながら駅弁風のランチをいただき、ちょっとした旅行気分。 午後には鉄道ジオラマショーへ。照明と音楽の中、模型の電車が走る様子に、大人も子どもも見入っていた。 京都鉄道博物館は、見る・触る・乗るが揃った体験型ミュージアム。 鉄道に詳しくなくても楽しめる内容で、幅広い層におすすめしたい。 帰り道、子どもが「また来ようね」と言ったその笑顔が、今日のすべてを物語っていた。 また来たい、そう思える場所。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

金沢を歩く静かな週末

金沢駅に降り立った瞬間、鼓門の美しさに目を奪われました。 和の趣とモダンな構造が見事に調和し、ここから始まる旅に期待が膨らみます。 今回の旅は観光名所を巡るよりも、静かに町の空気を感じることがテーマ。 ひがし茶屋街では朝の静けさに包まれながら、石畳と町家の風情をゆっくり味わいました。 金沢城公園では、穏やかに過ごす人々の姿が印象的で、暮らしの中に旅が溶け込んでいくような心地よさがありました。 近江町市場では色とりどりの鮮魚と果物が並び、のどぐろの握りを味わいながら金沢の豊かさを実感。 午後には21世紀美術館を訪れ、現代アートの中で静かな刺激を受けました。 夕暮れ時、犀川沿いを散歩しながら、川面に映る夕日を眺めて旅の終わりを迎えました。 金沢は、訪れるたびに心を静かに整えてくれる場所です。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

風情と出会う、飛騨高山の週末旅

ふと思い立って、週末に飛騨高山へ行ってきました。 朝早く家を出て電車に揺られること約3時間。徐々に深まる山々の景色と澄んだ空気が、心を穏やかに整えてくれました。名古屋を越えたあたりから、空気が変わったことに気づきます。どこか懐かしくて、静かな気持ちになれる場所に向かっている予感がしました。 高山駅に到着後、まず向かったのは有名な古い町並み。江戸時代の商人町として栄えたこの場所は、今もその趣きをしっかりと残していました。黒塗りの格子戸や白壁の町家、手作りの土産品が並ぶ軒先が続き、歩くだけでまるで時代劇の世界に迷い込んだような気持ちになります。 ちょうど開催中だった「宮川朝市」にも立ち寄りました。地元のおばあちゃんたちが並べる野菜や漬物、お餅やジャムの香りに誘われて、つい長居してしまいます。赤かぶ漬けや、よもぎ餅を購入し、袋を手に持つだけで旅気分が高まります。 お昼には楽しみにしていた飛騨牛を堪能。目の前で炭火焼きされたお肉は、香ばしくジューシーで、思わず笑顔がこぼれました。やはり地元の味は、旅先でこそ真価を発揮します。 午後は高山陣屋を訪れました。江戸時代の代官所として使われていた建物で、日本で唯一現存している貴重な施設です。畳に座って障子越しに庭を眺めていると、不思議なほど時間がゆっくりと流れているように感じられました。 帰り際には、宮川沿いの小さなカフェでコーヒーを一杯。民芸家具に囲まれた空間で、飛騨リンゴのタルトと静かな音楽に包まれながら過ごす時間は、心を優しくほどいてくれるようでした。 飛騨高山の旅は、ほんの数時間だったにもかかわらず、まるで長い時間を過ごしたような感覚になりました。静けさとあたたかさに満ちた町で、少しだけ日常から離れ、自分自身に立ち返る時間を持つことができました。 また別の季節に、この町を訪れてみたい。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色。きっとそれぞれに違った顔を見せてくれるはずです。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

アゲハ蝶・3匹目の成長記:21日目の姿とふんの変化

アゲハ蝶を育てて今日で21日目。 この3週間、我が家のベランダで静かに育ってきた3匹目の青虫。今朝見てみると、体がひとまわり大きくなり、ふんの存在感も増していました。 小さな黒い点だったものが、今ではしっかりとした形に。おそらく、体内の代謝が活発になっている証し。新鮮なユズの葉をたっぷり食べ、毎日しっかり排泄している様子が、虫かごの底に表れています。 「ふんがでかくなった」——たったそれだけのことが、命の力強さを感じさせてくれます。 この3匹目は他の子たちに比べて少しマイペース。食べるのもゆっくりですが、確実に成長していて、夜には葉の裏で静かに眠る様子にほっとします。 毎朝、観察するのが私の日課。ふんを掃除し、新しい葉を補充して「今日も元気だな」と確認。小さな命に寄り添うことで、こちらの生活にも自然なリズムが生まれています。 この先、脱皮してさらに大きくなるのか、それとも蛹になる準備を始めるのか——その一瞬一瞬を見逃さず、大切に記録していこうと思います。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

ゆっくり進むSLの旅が、心を整えてくれる理由

遠くから「ポーッ」と響く汽笛。耳にした瞬間、どこか懐かしさが胸の奥を通り過ぎます。 久しぶりにSL、蒸気機関車に乗ってきました。岐阜県と愛知県を走る「明知鉄道」。春には桜、冬は霜が降りる田園風景の中を、大きな機関車が煙を上げながら走る姿に、心が静かに満たされていきます。 乗車中に思い出したのは、祖父と行った旅。鉄道が好きだった祖父が、「この音を覚えておけ」と連れていってくれた日。車窓からの景色、地元の人々の笑顔、木製のベンチに石炭の香り……すべてが今も記憶に残っています。 SLの車内は、今の鉄道とは違い、手動で開ける窓、風が通るベンチシート。快適とはいえないけれど、どこか懐かしく、心地よい空間です。 窓を開ければ、石炭のにおいが混じった風。リズムよく響くガタンゴトンという音と、シュッシュッという蒸気の吐息。言葉を交わさなくても、ただそこにいるだけで満たされていく感覚が広がります。 途中停車した駅で、地元の方が手作りの駅弁や和菓子を販売してくれていました。旅の思い出が、こうした出会いによってより深まっていくのも、SL旅ならではの魅力です。 SLの旅に「速さ」はありません。でも「豊かさ」があります。 現代はスピード重視で、時間に追われる毎日。そんなときこそ、あえてゆっくり進むSLに揺られて、自分自身の中を見つめる時間が大切だと感じます。 最後尾から見た、カーブを描く線路。その風景に、自分の歩んできた人生が重なって見えました。まっすぐじゃないけれど、確かに続いている道です。 またSLに乗りたいと思いました。季節を変えて。誰かと一緒に、あるいは一人でも。あの汽笛の音が響くたびに、心が静かにリセットされていくのだから。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

風邪の日に思う、家族と暮らす小さな幸せ

季節の変わり目、家族みんなでちょっとした風邪気味になりました。 最初は私の喉の違和感から始まり、次に子供が元気をなくして微熱。気づけば家の中全体がどことなく静かな空気に包まれていました。 こんな日は無理に予定を入れず、家でゆっくりと過ごすのが一番。白湯を飲んで、加湿器をつけて、ふわっとした毛布にくるまって。子供にはレモンとはちみつを混ぜた温かい飲み物を作りました。 風邪を完全に防ぐのは難しいけれど、無理をせず、休むことを選ぶ。それも大切なケアだと感じます。 予定をキャンセルするのって、少し勇気がいります。でも、「今は体を最優先に」という判断をできるようになると、気持ちも楽になります。 今回の風邪は軽めだったようで、2〜3日で回復傾向。でも、その短い間にも「健康でいられる日常のありがたさ」に気づかされました。 風邪という存在もまた、私たちに休息と感謝を教えてくれる小さな先生なのかもしれません。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

マッサージで自分を整える、わたしの習慣

最近、肩が重たいと感じることが増えました。そんなとき、私は「マッサージ」を取り入れています。 マッサージは、リラックスのためだけのものではありません。心と体を整えるための、日常的な“メンテナンス”として私にとって欠かせない存在です。 仕事の疲れやストレスがたまると、まず首や肩に影響が出ます。数年前、ひどい肩こりが続いていたとき、知人のすすめでマッサージ店に行ってみました。丁寧な施術に心もほぐれ、それ以来、自分の身体と心の声に耳を傾けることが大切だと実感しました。 月1回の施術を続けるうちに、仕事のパフォーマンスも向上。気分の浮き沈みにも振り回されにくくなりました。 最近では、セルフマッサージも習慣に。お風呂上がりに足裏を押したり、首を軽く揉んだり。ほんの数分で体がポカポカと温まり、心もふっと軽くなる感覚があります。 私にとってマッサージは、体のケア以上の意味があります。それは、自分と向き合うための「静かな時間」であり、「深呼吸の時間」です。 誰かに優しくしてもらうことも、自分で自分をいたわることも、どちらも大切にしていきたい。 日々に少し疲れたら、まずは肩に手を当ててみる。そんな些細なことが、自分を取り戻すきっかけになるかもしれません。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ

住宅展示場で見つけた、理想の暮らし

週末、ふと思い立って近くの住宅展示場へ行ってみました。 特に家を建てる予定があるわけではなかったのですが、最近の住宅ってどんな感じなのかなという興味から、気軽に足を運びました。 会場には様々なモデルハウスが並び、ナチュラルモダン、ラグジュアリー、和モダン、二世帯向けと多彩。見ているだけで楽しい空間でした。 スタッフの方に案内されながら、最新のキッチンや収納、吹き抜けのリビング、中庭のある間取りなど、どの家にも「暮らしの工夫」が詰まっていて、「あ、これいいな」と思える発見がたくさん。 特に印象に残ったのは、光の入り方が美しい吹き抜けリビングと、広々としたアイランドキッチン。見た目だけでなく、動線や断熱性能、換気システムなど、実用面もしっかりしていて感心しました。 家にいながら自然を感じられる設計や、家事動線のスムーズさに触れると、「住むこと」に対する考え方も変わります。 住宅展示場って、具体的な計画がなくても楽しめる場所ですね。見学しながら自分の理想の暮らしを考える時間は、とても豊かでした。 また違う展示場も見に行ってみたいと思います。 川滿憲忠 note版はこちら: note アメブロ版はこちら: アメブロ