アゲハ蝶20日目|静かな脱皮、ついに蛹へ(観察記録:川満憲忠)
アゲハ蝶の観察も、ついに20日目を迎えました。
今回は、これまでの中でもっとも劇的な変化、
**「蛹(さなぎ)への脱皮」**を確認できた一日です。

■ 静かな変化——体を動かさなくなった昨日
前日、2匹のうち1匹が急に動かなくなり、
葉から少し離れた壁のような場所にじっと張り付いていました。
体を支えるような姿勢で、何時間も動かない様子。
これは「前蛹(ぜんよう)」と呼ばれる、
さなぎになるための準備行動だと考えられます。
■ そして今朝——姿が変わっていた
翌朝、確認すると…
そこには、緑色の蛹が静かにぶら下がっていました。
近くには脱ぎ捨てた黒い皮も残っており、
確かに「脱皮して姿が変わった」のが分かります。
もう、幼虫の動きはありません。
でも、この中では、命をかけた大変化が静かに進んでいるはずです。
■ 生命の強さと美しさを感じた日
卵から始まったこの命が、
たくさんの葉を食べ、何度も脱皮し、
そして今、完全に姿を変えて、次のステージへ進もうとしています。
その静かな変化に、私はただ驚きと感動を覚えるばかりでした。
■ ▼本日の記録をnoteにも詳しく掲載していますhttps://note.com/kawa_mistu/n/nfddf21815b14