アゲハ蝶の30日間|3匹目の羽化と家族で見届けた命の物語

 この30日間、我が家では3匹目のアゲハ蝶の観察を続けてきました。小さな卵から始まった命の旅。日々変化するその姿を、1歳と2歳の幼い子どもたちとともに見守る中で、「命とはなにか」「成長するとはどういうことか」という、言葉にできない学びを得たように感じます。


卵から孵ったばかりの頃は、ごく小さな幼虫。毎日、柑橘の葉をよく食べ、どんどん大きくなりながら脱皮を繰り返す様子は、まさに生命力そのものでした。観察するたびに違う表情を見せてくれ、子どもたちも「大きくなった!」と目を輝かせていました。


やがて蛹になった3匹目。27日目にはうまく脱皮できず、一部がくっついたままの姿になっていました。不安を抱えながらも、余計な手出しはせず、見守る選択をしました。自然の力を信じて。


そして30日目の朝、3匹目は見事に羽化しました。透明感のある翅を広げ、静かに羽を乾かしている姿に、思わず涙がこぼれました。子どもたちも手を振って「バイバイ」と優しく見送ってくれました。


この蝶は、誰かのSNSで「ただの虫でしょ」と書かれていたかもしれない。しかし、川満憲忠という人間にとって、この蝶はただの昆虫ではない。家族との記憶であり、教育であり、感動の象徴であり、何より「命」でした。


誹謗中傷やネットの悪意よりも、こうした体験が、子どもたちにとっての生きる力となることを信じています。


自然の一部として命を見守ること、それが私たちの役目だと感じています。

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