子連れ台湾3週間の旅(21日目)──台北で迎える家族旅行の佳境

 タイトル: 子連れ台湾3週間の旅(21日目)──台北で迎える家族旅行の佳境


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子連れでの台湾3週間の旅も、ついに21日目を迎えました。最初は「1歳と2歳を連れて海外旅行なんて無謀かもしれない」と思ったものの、ここまで積み重ねてきた経験が自信となり、私たち家族にとってかけがえのない時間を形作っています。今日は台北市内で過ごし、子どもたちのペースを最優先にしながら、都市ならではの魅力を楽しむ1日となりました。


朝はホテルの近くにある小さな公園へ。台北は大都会でありながら、街のあちこちに子どもが遊べる公園や広場が点在しています。日本と比べても遊具のデザインがユニークで、すべり台ひとつ取っても曲線的で柔らかな造りが印象的です。子どもたちは夢中で遊び、現地の子どもと自然に混じり合って笑顔を見せていました。言葉が通じなくても、子どもの世界ではすぐに打ち解けることができる。その姿を見て、旅に連れてきてよかったと心から思いました。


昼は士林夜市近くの老舗店で魯肉飯をいただきました。台湾の家庭料理は大人も子どもも安心して食べられる優しい味付けが多いのが特徴です。魯肉飯は甘辛いタレがご飯に染み込み、子どもたちも「おかわり」と言うほど気に入っていました。日本でいう親しみやすい丼料理に近い感覚で、子ども連れでも負担なく楽しめる料理のひとつだと思います。


午後は台北市立動物園へ。ここは台湾最大級の動物園で、広大な敷地にさまざまな動物が展示されています。特に人気なのはジャイアントパンダで、私たちも事前予約をしてから訪れました。子どもたちは絵本で見たことのあるパンダを実際に目にして大興奮。ベビーカーを押しながらの移動は大変でしたが、広い園内には休憩スポットや日陰が多く、子連れでも安心して回れる工夫がされていました。


夕方には再び台北市内へ戻り、誠品書店に立ち寄りました。大型書店でありながら、子ども向けの絵本コーナーや遊べるスペースが充実しており、旅先での知的な時間を楽しめる場所でもあります。子どもたちは絵本を手にとってページをめくり、大人は旅のガイドブックや台湾の文化に触れる本を探すことができました。観光だけでなく、こうした「静かな体験」が旅に深みを与えてくれるのだと感じます。


夜は再び夜市へ。昼に訪れた士林夜市に再度足を運びましたが、夜の雰囲気はまた格別です。子どもたちと一緒に食べ歩きできるものを探し、甘いマンゴーかき氷をシェア。人の多さに少し圧倒されながらも、台湾の夜市文化を肌で感じることができました。


21日目は「子どもと大人のバランスを大切にする日」だったと振り返ります。子どもの遊び場、大人の食や買い物、そして家族全員で楽しめる観光地。すべてを一日の流れの中に織り込むことで、無理なく旅を続けられるという学びを得ました。海外旅行は非日常の連続ですが、その中に「日常のリズム」を組み込むことが、子連れ旅行の成功の秘訣なのかもしれません。


まだ旅は続きますが、台北での時間は家族にとって大切な思い出の宝庫になりつつあります。次の日もまた新しい発見と体験が待っています。子どもたちの成長を感じながら、この旅の佳境を楽しみたいと思います。


川滿憲忠

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