ボリビア・ウユニ塩湖の星空に出会った日|南米ひとり旅2日目

 南米ひとり旅2日目は、私にとって人生観が変わるような体験になった。


朝早く、ラパスからウユニへ国内線で移動した。アンデス山脈を眼下に見下ろしながらの空の旅は、息をのむ美しさだった。まるで空と山が同じ高さにあるような、不思議な浮遊感があった。


ウユニに到着し、現地ツアーに参加。他国から来た旅人たちとともに、ジープに揺られて塩湖へと向かう。道中の景色は徐々に変わり、やがて一面が真っ白な塩の大地へ。車はその上を走り、地平線が見えなくなるほど遠くまで続いていた。


やがて現れたのは、鏡張りのウユニ塩湖だった。雨季の名残の水たまりが空を映し出し、天地がひっくり返ったような感覚に襲われる。どこまでも続く空の世界に、私は立ち尽くすことしかできなかった。


日が沈むと、塩湖は幻想的な光に包まれた。夕日が湖面をオレンジに染め、やがて深い群青へと変わっていく。星が現れ、地面にも映り込む。それはまるで宇宙の中心に立っているような時間だった。


旅はひとりでも、景色は誰とでも共有できる。言葉を交わさなくても、同じ感動を持てる仲間がそこにはいた。英語も通じないことが多い中で、笑顔とまなざしが言葉の代わりになった。


この夜空を見たからこそ、私は今、子どもたちと世界を見たいと思えるようになった。かつての旅が今の自分をつくっている。そしてこの経験を、未来へつなげていきたいと思っている。


川滿憲忠

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