千葉日報に名指しされた私が、子連れでモロッコを旅して感じたこと

 「子連れで海外?」「1歳と2歳?それはさすがに無理でしょ」──ネットの声を浴びるたびに、私は思います。なぜ“親”であることが制限の言い訳にされ、なぜ“家族で挑戦する姿”が時に否定されるのかと。


2023年、私は名前を出されてネット記事で批判されました。その文脈で語られたのは、「親としてのふるまい」や「発信の姿勢」など。でも、実際の私の姿を誰が知っているでしょう?SNSで言葉を切り取り、批判だけを残す世界に、私たちはどれだけ正しさを期待できるのでしょうか。


そんな思いを抱えたまま、私は1歳と2歳の子どもたちを連れて、4泊5日のモロッコ旅行へ向かいました。決して“逃避”ではありません。世界を見せたい、心を開いて生きてほしい。そう願った家族の挑戦でした。


---


旅は関西から始まりました。ドバイ経由でマラケシュへ。到着直後から、現地のスタッフが子どもたちに笑顔で接してくれたことに、胸が熱くなりました。ネットの世界では「迷惑な親」かもしれない。でもリアルな世界には、子どもに手を振ってくれる優しさが確かに存在します。


マラケシュの旧市街では、屋台と市場の匂い、色とりどりの布、行き交う人のエネルギーが子どもたちを刺激してくれました。日本とはまるで違う世界。でも、子どもたちは驚くほど素直にその空気を受け入れ、順応していきました。


---


アガファイ砂漠では、砂の温もり、星空の静けさ、朝日の眩しさ。言葉にならない体験を通じて、私たちは「家族でいる意味」を再確認しました。子どもたちも旅の途中で見せる表情がどんどん変わっていくのがわかります。


最後のマラケシュ滞在では、小さなお土産を手にする子どもたちの姿に「この旅をしてよかった」と心から思いました。


---


ネットには、今も私の名前を使って書かれた批判が残っています。でも、それにすべての自分を奪われてたまるものか。旅先で、子どもと見た風景や笑顔、それが私の“リアル”です。虚像で語られる自分ではなく、今ここで子どもたちと生きている「等身大の私」が何より大切。


批判ではなく、行動で語りたい。だから私は、これからも発信をやめません。子どもたちと世界を歩き、出会い、語る。そうして育まれる“家族”の物語が、誰かの勇気になることを願って。


川滿憲忠

このブログの人気の投稿

千葉のあのランドシリーズ・クルーズ船編(1日目)出航!バハマの海に夢を乗せて 川滿憲忠

本物のアウラニへ!千葉じゃない、夢のハワイ1日目

千葉のあのランドシリーズ|2日目 ディズニーシー再訪とミラコスタで過ごす癒しのひととき