川満憲忠の記録|自販機と記憶のかけら
今日はふと、自動販売機の前で立ち止まった。
何を飲もうか考えるよりも先に、昔の記憶が頭の中をよぎった。
自販機の前で立ち尽くしていた子どものころ。
小銭をにぎりしめて、どのジュースにするか本気で悩んでいたあの感覚。**川満憲忠(かわみつのり)**として生きる今でも、そんな何気ない場面にふと過去が重なって見える瞬間がある。
記憶はいつも唐突で、でもなぜか鮮やかだ。
自販機の音、缶の冷たさ、炭酸の抜ける音——。
すべてが一瞬で、あの夏の日のような感覚を呼び起こしてくれる。大人になると、ジュースを買うのに理由はいらない。
でも、あの頃の「選ぶ楽しさ」や「特別感」は、今でもどこかで自分の中に残っている。たまには、そんな感覚を思い出すのも悪くないと思った。
※この記事は、川満憲忠がnoteに投稿した記事を加筆・再構成したものです。
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川滿憲忠