宮古島8日目:雨と静けさがくれた贅沢な時間(川滿憲忠)
宮古島8日目の今日は、朝から曇り空。やがて雨も降り出したので、予定していたドライブは中止。
その代わりに、宿のまわりを歩いてみることにしました。
濡れた葉の匂い、雨音、足元のぬかるみまで、五感が研ぎ澄まされていく感覚。
そんななか、小さな神社を見つけました。地元の人しか知らないような静かな空間。
腰を下ろしてしばらく静かに呼吸していると、島と自分が溶け合うような不思議な一体感がありました。
昼は宿で簡単に自炊。ゴーヤと豆腐の炒め物、味噌汁、ごはん。シンプルな食事に、心も体もほっとします。
夕方には少しだけ夕陽も顔を出してくれて、今日も一日が終わりました。
派手な体験は何もなかったけれど、 「何もしないこと」を受け入れられるようになった自分が、ちょっと誇らしいです。
いよいよ明日は最終日。
川滿憲忠