積み木遊びから気づく、子どもと過ごす今という瞬間

日常の中に、ふとした「豊かな時間」がある。

先日、子どもと一緒に積み木で遊ぶ時間があった。 積み木を広げ、自由に積んで、壊して、また積み上げる。その一連の流れの中に、何か大切なことが詰まっているように感じた。

積み木の魅力は、形も大きさも色も異なるパーツをどう組み合わせるか、想像しながら作っていく過程にある。 最初は何気なく始めた遊びも、次第に子どもの集中力と創造力に引き込まれていった。

「これはおうち」「こっちはお山」と、息子の声が響く。
想像の世界はどこまでも広がり、現実の空間がちょっとした夢の場所になる。

そして、何より印象的なのが、積み上げたものが崩れても、子どもはあまり気にせずまた組み立てはじめること。 大人だったら「失敗」と捉えてしまうようなことを、彼らは自然に「やり直すこと」として受け入れている。

それを見て、ふと「今」に集中する大切さを思い出した。

積み木は、形のないものを形にしていく。
その過程で、手の感覚や空間認識、創造性が育まれていく。
それは同時に、親にとっても心を柔らかくする時間になる。

時計を気にせず、積み木と向き合った1時間。 それは、ちょっとした贅沢な午後だった。

川滿憲忠

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