ヨーロッパ一周バックパッカー旅・4日目
ヨーロッパ一周バックパッカー旅・4日目 芸術と祈りと出会いに満ちたパリの一日 独身時代に挑戦したヨーロッパ2ヶ月バックパッカーの旅。4日目の舞台は引き続きパリ。この日は「芸術」「祈り」「出会い」に満ちた濃厚な一日となりました。節約旅でありながらも、心が震える瞬間が何度も訪れました。 朝のカフェで感じた“旅の余白” バックパッカー旅では節約が基本。しかしこの日は宿近くの小さなカフェに入り、クロワッサンとカフェ・オ・レを注文しました。新聞を読む地元の人、ガイドブックをめくる観光客。何気ない時間ですが、旅先ではそのひとときが特別な意味を持ちます。独身ひとり旅だからこそ味わえる“余白の時間”を堪能しました。 世界が憧れるルーヴル美術館 午前はルーヴル美術館へ。ガラスのピラミッドを見上げた瞬間、心が高鳴りました。「モナ・リザ」は想像以上に小さな絵でしたが、周囲を圧倒する存在感。さらに「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」など名作の数々に出会えました。広大すぎる展示に圧倒されましたが、「全部見なくてもいい、自分の心に響いたものを大切にする」という学びを得ました。 セーヌ川沿いでのランチ 美術館を出てセーヌ川沿いを散歩。古本屋のスタンドに並ぶ地図や絵葉書を眺めながら、地元と観光客が入り混じる空気を楽しみました。昼はカフェでサンドイッチと赤ワイン。特別な料理でなくても、景色と雰囲気が最高のスパイスになりました。 ノートルダム大聖堂──祈りの場にて 午後はシテ島へ。ノートルダム大聖堂の荘厳なゴシック建築に圧倒されました。内部は静寂に包まれ、祈る人々の姿が心に残ります。塔に登ると、赤茶色の屋根が広がり、その奥にエッフェル塔。ガーゴイルが街を見下ろす姿も印象的でした。 夕暮れのセーヌ川クルーズ 夕方はセーヌ川クルーズへ。夕陽が川を黄金色に染め、やがて街の灯りが輝き始めました。ライトアップされたエッフェル塔や橋はまるで映画のよう。バックパッカーの旅でありながら、こんな贅沢な瞬間も味わえるのだと実感しました。 夜の安宿での出会い 宿に戻ると共有スペースで自然に会話が始まりました。カナダ、ドイツ、オーストラリア……国も背景も違う旅人たち。安ワインを分け合いながら語り合う時間は、お金では得られないかけがえのない経験です。 4日目を振り返っ...