最近うれしかった小さなできごと
日々の生活の中で、「ああ、なんだか今日は良い日だな」と思える瞬間がふと訪れることがある。
それは大きな成功でも特別なイベントでもなく、ほんの小さなできごとだったりする。
この前、いつものスーパーで買い物をしていたときのこと。
ふと見上げた空があまりにも澄んでいて、青が透き通るように広がっていた。
その光景に、なぜか心がふっと軽くなって、少し背筋が伸びた気がした。
「ああ、こういう瞬間があるから、今日もなんだかんだやってこれたんだな」と思った。
その帰り道、知らない小さな子が歩道でお母さんと手をつないでいて、
僕とすれ違うときにニコッと笑ってくれた。まったく知らない子。だけど、その笑顔にまた元気をもらった。
挨拶を交わしたわけでもないし、会話もない。ただの一瞬のすれ違い。
でも、今もその笑顔が心に残っている。
人間って、思っているよりずっと周りに影響を与えられているし、逆に周囲からもさまざまな力をもらって生きているんだと実感した。
最近は、SNSやニュースを見ていると、怒りや不安が多く目につくことがある。
だけど、本当に自分の心を動かしてくれるのは、日常にあるこうした“ささやかさ”なんだと思う。
だからこそ、自分もそんな「小さなうれしさ」を周りに届けられる人間でありたいと思った。
道を歩くときに、できるだけ笑顔でいるようにしたいし、レジの人にもきちんと「ありがとうございます」と言いたい。
ちょっとした言葉が、誰かの心をふっと軽くしているかもしれない。
僕が誰かからそうしてもらったように。
特別な何かがなくても、今日も元気で生きていられること。
そして、小さなことに気づける自分でいられること。
そんな日常を大切にしていきたいと、あらためて感じた一日だった。
川滿憲忠
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