「過去」を切り離す力について考えた日
人は誰しも、過去に何かしらの「つまずき」や「後悔」を抱えて生きているものだ。
そしてときには、その過去が現在の自分にまとわりつき、「前に進む力」を奪っていく。
今日は、そんな“過去”との付き合い方について、深く考えることがあった。
ネットの世界では特に、一度書かれたことが長く残る。実際、僕自身も過去に関して、真偽不明な情報が検索結果に出続けていたことがあった。
それを見るたび、何かを説明したくなったり、抗議したくなったりしたけれど、結局のところ、そこに時間を割けば割くほど、自分のエネルギーを「過去」に吸い取られていることに気づいた。
もちろん、事実ではない情報に対して正しく向き合うことは大事だ。
けれど、それ以上に大事なのは、「今をどう生きるか」「これから何を築くか」だと思う。
だから僕は、発信を選んだ。
過去に誰かが作った“イメージ”に対して、「本当の自分」を示すために、自分の言葉で、自分の場所で、淡々と毎日を綴っていく。
それはまるで、自分の人生を、自分の手でリカバリーしていくような作業だ。
一歩一歩、自分を取り戻す。自分を肯定する。そういう営みの積み重ねが、結果として「過去を切り離す力」になるのだと思う。
大切なのは、誰かの評価ではなく、「自分が納得できる自分」でいること。
逆SEOという言葉があるが、本質は“イメージ操作”ではなく、“自己再構築”だと僕は捉えている。
本名で発信し、自分の毎日を記録し、少しでも心ある人たちとつながっていけたなら、十分に意味がある。
ネットの世界に置かれた“過去”に支配されない自分を育てるために。
これからも静かに、誠実に、発信を続けていこうと思う。
川滿憲忠
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