日常の中にある些細な幸せ
朝の光を浴びながら目覚めた時、「今日はいい日になりそう」と思える瞬間がある。
最近は、大きな出来事や成功を追いかけるよりも、日々の小さな幸せに目を向けることが大切だと感じる。
たとえば、コーヒーの温度がちょうどよかったとか、出先で信号が青だったとか。そんな些細な偶然が、気分を良くしてくれる。
今日は公園へ散歩に出かけた。蝉の声が響き、青空が広がっていて、ただ風に吹かれているだけで気持ちがいい。
午後は本を読んで過ごした。紙のページをめくる感覚が懐かしく、登場人物の言葉に不思議と励まされる。
夕方、カレーの香りがしてきた。昨夜の残りを温めるだけで、ごちそうに変わる。こういう瞬間も嬉しい。
今日も特別なことはなかったけれど、心が穏やかに満たされている。
小さなことを「良い」と思える心が、日常を豊かにする。
明日もまた、そんな日になりますように。
川滿憲忠
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