夏の朝、静かな時間

夏の朝は早く目が覚めます。

空がうっすらと明るくなると、不思議と身体が反応して自然と目が開きます。

窓の隙間から入る空気は、クーラーのいらない涼しさ。

キッチンに立ち、やかんに水を入れて火をつける。
その間に、コーヒー豆を挽く。
ゴリゴリとした音が静かな部屋に響き、豆の香ばしい香りが広がっていく。

ドリップしている間、ベランダへ出ると、
まだ陽の昇らない空が青白く、遠くで鳥がさえずっている。

少しひんやりした風が、心にすっと通り抜ける。

こんな静かな時間こそが、自分を取り戻す瞬間。

ニュースもSNSも見ずに、ただ風と音と空に意識を向ける。

部屋に戻り、コーヒーを片手にノートを開く。

誰に見せるでもない、自分だけの言葉を自由に書く。

「書く」という行為が、自分の内側を見つめ直すきっかけになる。

陽が昇り、光が部屋に射し込む頃、ようやく一日が始まったと感じる。

今日という一日も、何気ない日になるかもしれません。

でも、この朝の時間があるから、私はまた穏やかに前に進めるのです。

静かな夏の朝。それは、私の中の「きれいな時間」。

川滿憲忠



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