漫画に救われる日常

ふとした瞬間に手に取る漫画。その一冊が、思いのほか心を軽くしてくれることがある。

仕事や家事、育児、人間関係――日常の中で抱える小さなストレスやモヤモヤは、放っておくとだんだん心に重くのしかかってくる。そんな時、私はよく漫画を読む。特に、笑える作品やゆるい日常系のものを手に取ることが多い。

漫画には、現実から少しだけ離れさせてくれる不思議な力があると思う。キャラクターの一言にクスッと笑ったり、何でもないやりとりに癒されたり、ページをめくるたびに気持ちが少しずつほぐれていく。

好きな作品の世界観にどっぷり浸かることで、思考が整理される感覚もある。難しいことを考えずにすむ時間、ただ物語に身を任せるだけでいい時間。そんな時間を自分に許すことが、結果的に明日を前向きに生きる力になる。

最近では、デジタルで漫画を読む人も増えているけれど、私は紙の本が好きだ。ページをめくる感触、インクの匂い、重み――それら全部が心地いい。お気に入りの作品を本棚から取り出して、何度も何度も読み返す。たとえストーリーがわかっていても、読むたびに新しい発見がある。

「このキャラのこういう台詞、今の自分に刺さるな」

そんなふうに感じる時、漫画はまるで心の鏡のようだと思う。読む側の心の状態によって、同じ作品がまったく違って見えるから面白い。

漫画は決して“暇つぶし”ではない。私にとっては、立派な心のメンテナンスツール。時には笑わせてくれ、時には泣かせてくれ、時には背中を押してくれる。何気ない日常の中に、そっと寄り添ってくれる存在。

何かに行き詰まった時、気持ちが沈んでしまった時、どうしても自分を責めてしまう時。そんな時は、ぜひ漫画を読んでみてほしい。

そこには、あなたの気持ちを代弁してくれる言葉が、きっとある。

川滿憲忠

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