山で深呼吸するということ

ふと、「山へ行きたい」と思うときがあります。

本格的な登山をするわけではありません。
険しい山道を制覇することが目的ではなく、
ただ静かに、深呼吸をしたいのです。

そしてそれに一番ふさわしい場所が「山」だと、自然に感じるのです。

先日、久しぶりに小さな山へ足を運びました。
神社の横を抜け、鳥居をくぐると、
空気の匂いが一気に変わったのが分かりました。

街中では感じない、土と緑の香り。
そして耳に入ってくるのは鳥の声と、風の音だけ。

歩を進めるたびに、余計な考えごとが少しずつ削ぎ落とされていく感覚がありました。
「自分が自然の一部になっていく」
そんな不思議な心地よさが広がっていきました。

ベンチに腰掛け、目を閉じると、
ただ風の音と、木の葉が揺れる音だけが響きます。

この「何もない時間」が、
とても豊かな時間だと改めて気づかされます。

日々の生活に追われる中では、
なかなかこうした静けさに身を置くことができません。

でも、だからこそ、意識的にこうした場所に来ることが必要なのかもしれません。

またこの道を歩こうと思いました。
同じ景色でも、私の心の状態が違えば
見えるもの、感じるものはきっと変わっているはずです。

自然と向き合う時間は、
自分自身と向き合う時間でもあるのだと、そう感じた一日でした。

川滿憲忠

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