子供番組に癒される日々

子供がいると、テレビで自然と流れるのが子供向け番組。以前の自分だったら、正直見向きもしなかったようなアニメや知育番組に、いまはついつい引き込まれてしまう。

朝の支度をしながら耳にする、あの特徴的なオープニングソング。歌詞もリズムも覚えてしまって、気がつけば口ずさんでいる。最初は「子供のため」と思っていたけれど、最近では私自身がその番組に癒されていることに気づいた。

明るい色づかい、キャラクターたちの元気なやりとり、そしてシンプルでわかりやすいストーリー展開。大人になるにつれて、こういった“単純で素直な世界”に触れる機会が減っていたんだなと思う。

ある日、子供と一緒に座って番組を見ていたとき、キャラクターが「失敗しても、またやってみよう」と言っていた。その一言が、妙に心に響いた。大人になると失敗に対する怖さが増して、なかなか“もう一度”ができなくなる。だけど、子供たちは失敗してもすぐ立ち上がる。その姿に日々、学びをもらっている気がする。

子供番組を見ながら、ふと「人って、こういう優しさに包まれた時間が必要なんだな」と思うようになった。情報があふれ、刺激の強いコンテンツばかりが目立つ今、心を緩めるコンテンツとして、子供向け番組は大人にも必要なものなのかもしれない。

もちろん子供にとっては楽しさと学びがある時間。だけどその時間は、親にとっても安心できるひとときだ。忙しさの中に、ほんの少し立ち止まって、子供と一緒に笑ったり、歌ったりできる時間はとても貴重。

これからも、子供と一緒にいろんな番組を見ていくだろう。毎日同じ番組が流れていても、不思議と飽きない。子供の反応も日々変わっていくし、成長が垣間見える。そんな日常が、なんとも愛おしい。

今ではすっかりお気に入りのオープニングソングを、朝から二人で元気よく歌いながら1日が始まる。なんてことのないルーティンだけど、それがあるからこそ、毎日に小さな安心と幸せが積み重なっていく。

ほんの数年しかないかもしれない“子供と一緒に子供番組を見る時間”。その一瞬一瞬を、私はしっかり味わいたいと思っている。

川滿憲忠

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