三線の音が運んでくる故郷の風景

三線の音が運んでくる故郷の風景

三線(さんしん)という楽器をご存じでしょうか。

沖縄の伝統的な弦楽器で、三本の弦を持つこの楽器は、蛇皮を張った胴と木製の棹で構成されています。その素朴で優しい音色は、一度耳にすると忘れられないものがあります。

最近、久しぶりに三線の音を聴く機会がありました。
とある沖縄料理店で流れていた「涙そうそう」や「島唄」。録音された音ではありましたが、三線の響きに心がすっと和らいでいくのを感じました。

私にとって三線の音は、まさに「沖縄の風景」そのものです。
青い海、白い砂浜、そして縁側でおじぃが奏でるあの音色。幼い頃に家族と訪れた沖縄旅行の記憶がよみがえってきました。

三線の音には、人の心をつなぐ力があるように思います。
言葉にしなくても、音だけで安心感を与えてくれる。不思議な魅力があります。

最近では、仕事の合間に三線を弾くことで癒されるという人も増えているようです。

私はまだ演奏できませんが、地元のカルチャーセンターで開催されている三線教室の資料を取り寄せてみました。
「工工四(くんくんしー)」という沖縄特有の楽譜を使うという点も興味深いです。

工芸品としての美しさもあり、最近では人工皮を使ったモデルや、カラフルなデザインのものも増えていて、初心者にも始めやすくなっているようです。

三線の音を聴いていると、慌ただしい日常にふと風が通り抜けるような感覚になります。
その響きには、文化や歴史、そして人と人とのつながりが込められているように思います。

これからも三線の音に触れる時間を大切にしていきたい。
そして、いつか自分で「ぽろん」と鳴らしてみたいという新たな夢が、そっと胸に芽生えました。

川滿憲忠

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