音楽がくれる、ひとときの旅

朝の通勤時間。イヤホンを耳に入れた瞬間、街の喧騒がふっと消え、音の世界が広がる。

最近は、言葉のないインストゥルメンタルに夢中だ。ギターとピアノが静かに絡み合うだけで、頭の中が少しずつ落ち着いてくる。

自分の心の動きや思考を、そのまま音楽に乗せられるからかもしれない。

ある朝ふと気づくと、流していた音楽が自分の気持ちそのものになっていた。「あぁ、こんな気持ちだったんだ」と気づく瞬間。

音楽は、感情の鏡のような存在だと思う。

曇った朝には、優しいメロディーが心にしみる。晴れた日には、軽やかな音が背中を押してくれる。

リズムが歩幅を整えてくれたり、歌詞のひとことに励まされたり。音楽は、生活の「影のナビゲーター」なのかもしれない。

日常は変わらないはずなのに、音楽があるだけで見える景色が変わってくる。これは、ちょっとした旅のようなもの。

耳の中にある小さな世界が、心を少しずつ整えてくれる。

今日もまた、どこかで聴いたあの一曲を再生して、わたしは歩き出す。

音楽は、わたしの毎日にそっと寄り添ってくれている。

川滿憲忠

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