クロアゲハの成長記録 2日目(まだ卵)|川滿憲忠
昨日見つけたクロアゲハの卵、今日で2日目になります。
今日は少し気温が高めで、晴れ間が続いていました。陽の光が差し込むレモンの葉っぱの裏に、静かにその卵はたたずんでいます。色の変化は今のところ見られず、昨日と同じような白っぽいままです。
肉眼で見ると、丸くて艶があり、命の気配を内に秘めているような、不思議な存在感があります。
こうした卵の期間は、だいたい4日ほどだといわれていますが、気温や天候によって前後することもあります。
まだまだ成長のスタートライン。今日も何度も様子を見に行き、写真を撮ったり観察したりしています。
外から見ているだけでも、命が宿っていることを想像すると胸が温かくなります。
これまで、アゲハ蝶の成長を1匹ずつ丁寧に記録してきましたが、今回のクロアゲハには特別な想いがあります。
前回自然に返した2匹のアゲハ蝶たちが、命の尊さや「見守る」という行為の意味を教えてくれたからです。
私ができることは限られています。葉を整えること、水分を与えること、外敵から守ること、そして記録を残すこと。
育てるというより、「ともに過ごす」こと。そんな意識で、今日もその卵を見守っています。
まだふ化はしていませんが、確かにそこに命が存在している。それだけで心が静かに満たされていきます。
このまま無事に育ってくれますように。明日もまた、変化を見逃さないように見守っていきたいと思います。
川滿憲忠
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