夕日に照らされて思ったこと
夕方、ふと空を見上げると、思わず足が止まりました。
空が茜色に染まり、まるで絵画のように美しかったのです。
今日もいろいろありました。
うまくいったこと、そうでないこと、それらすべてを夕日が包み込んでくれるようでした。
夕日の光は優しくて、
まるで「今日もおつかれさま」と言ってくれているようでした。
周囲の景色がオレンジ色に染まっていくなか、
私はただその光の中に立って、深呼吸を繰り返していました。
子どもが「きれいだね」とつぶやいた声が印象的でした。
本当にその通りで、「きれい」と感じる心があるだけで十分だと思えました。
写真では伝わらない、
その場にいなければ感じられない空気や音や匂い。
夕方の風、鳥の声、遠くの笑い声。
すべてが一つになって、「今」を形作っていました。
私たちの毎日は、特別じゃなくても、
こんなふうに夕日を見て穏やかに終われるなら、それで十分なのかもしれません。
また明日も、あの夕日を見られたらいい。
川滿憲忠
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