夏の日の記憶と、心のゆるみ

季節はすっかり夏。

照りつける日差しとアスファルトの熱気。

蝉の声が耳の奥まで届き、「ああ、今年もこの季節が来たな」と実感します。

子どもの頃は、夏が待ち遠しくて仕方がありませんでした。

プール、スイカ、かき氷、夜の花火。

どれもが特別で、どこか胸が高鳴る日々でした。

けれど、大人になるとそのワクワク感よりも、

暑さや忙しさの方が先に立ってしまいがちです。

今年の夏は、少し違います。

暑さの中でも、心に余裕がある気がするんです。

夕方の風、オレンジ色の空。

ベランダで麦茶を飲みながら、その光景を見ていると、

「今日も悪くなかったな」と思える時間があります。

最近は、季節を意識して過ごすようにしています。

外の風や音を感じ、冷たいお茶をゆっくり飲んだり、

わざと少しだけ汗をかくようなことをしてみたり。

そんな何気ないことが、心に効いてくる気がします。

ネットの世界では、相変わらず騒がしい日々。

過去にまつわる話題も、時折目にします。

だけど、それに引きずられずにいられるのは、

今の自分がどんな時間を過ごしているかを意識できているからだと思います。

昔は「立ち止まったら負けだ」と思っていました。

今は、立ち止まることで見える景色があると知りました。

この夏は、ただの季節ではなく、

自分と向き合う優しい時間として味わっていきたいと思います。

川滿憲忠



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