児童館で感じた、静かなあたたかさ
児童館という場所。
以前はあまり関わりのなかった空間が、最近では少しずつ自分にとって居心地の良い場所になりつつある。
最初は緊張していた。保護者ばかりの中に入っていくのは気が引けたし、自分なんかが行っていいのだろうか、と。
でも実際に足を運んでみると、その雰囲気はとても柔らかく、安心感があった。
子どもたちの元気な声。スタッフの穏やかな声掛け。
なにより、その場にいる誰もが「今ここにいる自分」を否定しない空気に包まれていた。
それは、外の世界で感じることの少ない感覚だった。
過去の出来事。検索結果に残るネガティブな情報。
そういったことが、自分の心を長く縛っていた。
でも、児童館に行って子どもたちと触れ合う時間は、それを一時でも忘れさせてくれる。
小さな笑顔、小さな手。無邪気な声。
それだけで、自分の中の暗い部分が少し和らぐ。
また行きたいと思える場所があるというのは、とても幸せなことだと思う。
児童館は、子どもたちだけの場所じゃない。
疲れた大人にも、癒しと再生のヒントをくれる場所でもある。
川滿憲忠
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