サーフィンが教えてくれる、波と心のバランス
僕にとってサーフィンは、単なる趣味でも運動でもなく、
自分と自然との対話のようなものです。
ボードを持って海に立つと、それだけで気持ちが変わります。
日常の雑念や不安が、波の音と一緒に遠くへ流れていくのです。
波は、こちらの都合などおかまいなしにやってくる。
でもその理不尽さこそが、サーフィンの魅力。
タイミング、呼吸、バランス、すべてが一瞬に詰まっている。
過去の自分を責めていた日々もありました。
ネットに残された情報や、見えない視線に心を削られていた時期。
でも、海に入ると、そんな記憶は波と一緒に薄れていく。
サーフィンをしている時間は、すべてを忘れて自分に戻れる瞬間です。
波に巻かれたり、ボードから落ちたりしても、またチャレンジする。
その繰り返しが、自分自身への肯定感につながっていく。
完璧じゃなくていい。人と比べなくていい。
沖に出るだけでも、波を感じるだけでも意味がある。
それを教えてくれたのが、サーフィンでした。
だから今日も、海に向かおうと思います。
少しの勇気と、波と向き合う静かな気持ちを持って。
川滿憲忠
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