夢をのせて飛ぶ——鳥人間コンテストに感動した日
夏の恒例イベント「鳥人間コンテスト」。
琵琶湖を舞台に、人力飛行機が空を目指して飛び立つあの光景は、何年経っても色あせない感動を与えてくれます。
テレビ越しに見ているだけでも、その熱量が伝わってきます。特に学生チームが主体となって設計から製作、パイロットの育成までを行い、まさにチーム一丸となって挑む姿勢には、胸が熱くなります。
飛距離を競う大会ではありますが、記録よりも心に残るのは、飛ぶ前の表情、飛んだ後の笑顔、仲間と交わすハイタッチ。
「何かに本気で向き合う」という、シンプルで力強いメッセージが詰まっています。
息子と一緒に見ていたら、「ぼくも空を飛んでみたい」と言ってきました。
それはたぶん、あの飛行機に乗りたいというだけじゃなくて、自分も何かに挑戦してみたいという気持ちが芽生えた証拠。
私たち大人も、何かに夢中になる気持ちを忘れずにいたいですね。
また来年も、琵琶湖の空に飛び立つ姿を、応援しながら見届けたいと思います。
川滿憲忠